「こんな不安やパニック症状が無ければ、もっと違う毎日を送れるのに」
そう思ったことはありませんか?
憎き敵、パニック発作。いつでも付きまとってくる不安感や恐怖感。
今日はそんなパニック障害の症状を、いつもとちょっと違う視点から考えてみようと思います。
◆症状は味方
「症状は味方?症状でこんなに苦しんでいるのに、味方なわけがない!」
そう思いますよね。もちろん、そう思うのは当然の感情です。
ですが、視点を変えてみると、
不安でどうしようもなくなるくらい揺れる心
様々な症状が出てきてしまう体は
自分自身に気付いて欲しいメッセージがあることを教えてくれているのかもしれません。
“心” は不安な感情や、ザワザワとした感覚で、
「本当はやりたくないよ」「それは良くないやり方だよ」「それは苦しい考え方だよ」ということを知らせてくれています。
“体”は症状で、
「心が苦しいことに気付いて」「もうこれ以上は無理をしないで」
ということを、知らせてくれています。
これ以上心が苦しまないように、体は症状を出して伝えてきます。
こうして体は、自分に気付いて欲しいことをずっと教えてくれていたのです。
もう少し身近な例で言うと、
「もっと頑張らなきゃ」と無理して仕事をしたら体調を崩してしまった、苦手な人と一緒にいたらお腹が痛くなってしまった、という経験はありませんか?
それくらい心と体は密接に関係しているのです。
症状は、あなたに話を聴いて欲しいのかもしれません。
◆本質的な改善とは?
そんな症状を排除しようと一時的に薬で抑えても、きっかけがあればまた同じように「メッセージに気付いて」と、体に症状を出して知らせてきます。これが再発です。
症状に対して薬で治せてしまうのであれば、身体の病気と一緒です。
ですが、薬を飲んでもなかなか良くならない方が多くいらっしゃるのも事実です。
それはもしかしたら体への対処法ばかりに目を向けていて、心からのSOSに向き合うことができていないからなのかもしれません。
薬物療法などパニック症状に対しての対処法も大切かもしれませんが、本質的な改善をするには「なぜパニック障害になったのか?」という原因に向き合ってあげることが重要なのです。
価値観、考え方、信念、生き方などを改めて見直してみるチャンスなのかもしれません。
自分の症状が何を伝えたいのか、話を聴いてあげる。
「敵ではなく、大切なことを教えてくれている味方だったのかも」と少し視点を変えてあげることで、症状の捉え方に変化があるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
*noteもやっています*
◇森山かな|パニック障害専門オンラインカウンセリングfuu(フー) ―note―
https://note.com/counseling_fuu