現在私はパニック障害専門のカウンセリングを行っていますが、以前は約20年ほどパニック障害に悩まされてきました。
今回はそんな私がパニック障害だった頃のこと、カウンセラーとして大切にしている想いについて少しお話してみようと思います。
●幼少期から続いていた“不安と緊張”
子供の頃から母親はヒステリーを起こしやすく、よく大声で怒られていました。
その声がとても辛く、自分の部屋や静かな場所に行くと心がホッとしていたのを覚えています。
学生時代も、静かな授業中やホームルームはいつも緊張していましたし、特に大学受験時には模試やセンター試験・入試などが続き、心身共にとても苦しかったのを覚えています。
社会人になってからも症状のアップダウンが激しく、いつもギリギリの状態で働いていました。
20代の頃、自力で何とかしようと本やネットの情報を読み漁り、「パニック障害に効く」と言われるものは、ほとんど試しました。ですが、私の場合はうまくいきませんでした。
その後パニック症状に加えてうつ状態にもなってしまい、本当にどうしたらいいのか分からなくなった時、初めていくつかのカウンセリングに足を運んでみました。
ですが「発作で死ぬことはないので安心してください」「意識を逸らすために呼吸法をしてください」と言われることも多く、話を聞いてくれてありがたいと思う反面、「そうじゃないのにな…」よく感じたことを覚えています。
呼吸法は呼吸に意識が向きすぎてしまい、怖くて続けられませんでした。
そして「発作で死ぬことはない」ということも頭では理解していました。
…ですが、怖くて仕方がないのです。
当時は「もっとパニック障害の気持ちや感覚を分かってくれる人はいないのかな」「このまま一生治らないのかな」と、不安や孤独感で押し潰されそうでした。
トイレに行くのも怖く、お風呂にも満足に入れない日々。
「私はこんなことも出来ないんだ」と落ち込む毎日でした。
皆さまもそうだと思いますが、自分の好きなことや毎日当たり前にできていたことが出来なくなり、自信を失っていくことがとても辛かったです。
パニック障害になると、発作などの症状や外出への不安感につい目を向けてしまいますが、今まで出来ていたことができなくなり「自分はダメだ」という気持ちに日常的に陥ってしまうことも、大きな苦しみの一つだと思います。

●人生を変えた出会い
もうどうしたらいいのか分からなくなった時、
あるカウンセリングに出会い、長年のパニック障害を克服することができました。
その経験は「人生終わりだと思っていたのに、人はこんなにも変われるんだ」と大きく私の心を揺さぶり、
これをきっかけに心理学・心理療法というものに強く惹かれ、無我夢中で学びました。
学校では2年間心理療法やコンサルタントについて学び、資格を取得してからは
パニック障害・不安障害・うつ病はもちろんのこと、強迫性障害・希死念慮・摂食障害・睡眠障害・アダルトチルドレン・漠然とした生きづらさ・人間関係、家庭、子育て、仕事についての悩み、自信の無さなど、沢山のお話を伺ってきました。
その中でも、パニック障害の方が少しずつ笑顔を取り戻していく姿は特に印象に残りました。
そして自身の経験も踏まえて、“それぞれの心には仕組みや構造があり、今どんなにつらくても必ず風向きを変えることができる”ということが分かったのです。
そして、パニック障害の専門カウンセリングを立ち上げる決心をしました。
当時(2021年)はまさにコロナ渦真っ最中で、オンラインカウンセリングがすごいスピードで増えていき、大きな切り替えが起きていた時期だったように思います。
当時はまだ、「パニック障害専門」「〇〇専門」といった症状に特化した専門カウンセリングはまだまだ少なく、その中でパニック障害専門のカウンセリングを立ち上げることは、私にとって大きな挑戦でした。
期待と同時に「本当に必要な方に届くだろうか」という不安も強く感じていました。
そんな不安を抱えながらも一歩踏み出せたのは、私自身もパニック障害当事者として苦しんできた経験があったからです。
お客様がカウンセリング中にお話しくださる症状や身体の感覚・不安感や恐怖感は、ほぼ経験をしてきたつもりですし
だからこそ、パニック障害の方の気持ちに深く共感できたり、細かな感覚まで理解しながらお話を伺えるのではないかと感じています。

一人で島の中をさまよっていても、なかなかそこから抜け出すことはできません。
「どの方向に行けばいいのか」
「どこに橋があるのか」
「どうやって渡ればいいのか」
カウンセラーは、その地図を持っています。
あなたが行きたい場所へ向かえるように、ナビとしてお手伝いができれば幸いです。
病院のお薬、カウンセリング、整体、鍼灸、呼吸法、漢方、食事療法、サプリメント…。
色々試しても良くならず、自信を失ってしまった方へ。
新しい景色が見られるように
「最後にfuuにたどり着いてよかった」と思っていただけるように。
これからも成長と発信を続けていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
